Unsplashのfreddie marriageが撮影した写真
個人事業主の夫をもつ主婦の創業の記録です。
日本政策金融公庫で融資を受けるにあたり創業計画書の提出が必要になります。
商工会議所に相談に行ったので
担当の方がついてくれて創業計画書を作成の手助けをしてくれました。
右も左も分からないわたしはとても助かりました。
日本政策金融公庫のHPで創業計画書のテンプレートがダウンロードできます。
これを順番に記入していきます。
1.創業の動機
単純に創業のきっかけを書きました。
夫は18年会社員として勤めていて、同業種での独立だったので
主要取引先から仕事を頂けることになり長年の経験を活かして創業に至る~…
的なことを記載しました。
2.経営者の略歴等
ここは社会人になってからの略歴を記載しました。
社会人になりずっと同じ会社で勤めていましたが
業務内容が変わったり、資格を取得したり、昇格したりがあったので
書ける範囲でここに記載しました。
3.取扱商品・サービス
・取扱商品・サービスの内容を記載しその横に売上シェアの%を記載します。
うちは取扱サービス1つなので、売上シェア100%です。
・セールスポイント 書くのが難しい内容です。
商工会議所の担当者にヒアリングしてもらいながら記載しました。
うちは箇条書きで記載しました。
・販売ターゲット・販売戦略 美容室や飲食店なら書きやすい内容ですね。
こちらも業種的に難しかったので担当者と相談しました。
うちはサービスを提供するエリアが決まっていたので
【決まったエリアがある】ことが販売戦略になると思い記載しました。
・競合・市場など企業を取り巻く状況 …さらに難しい内容に。
うちは競合がなかったので、それが強みであることを記載しました。
4.従業員
うちは個人事業なので役員の記載はなし。
わたしが専従者なので、従業員1人・うち家族従業員1人と記載しました。
5.取引先・取引関係等
従業員数を記載します。
販売先・仕入れ先・外注先を記載します。
うちは販売先(親会社)・仕入れ先のみ1社ずつ記載しました。
6.関連企業
うちが申請した当時の創業計画書にこの欄はありませんでした。
7.お借入れの状況
借入れの状況を記載します。
うちは当時、住宅ローンと車のローンがあったので記載しています。
借入残高と年間返済額も記載します。月々の返済額×12ヵ月。
8.必要な資金と調達方法
ここが一番大事な欄になります。
必要な資金と見積先と金額、調達方法を記載します。
さらに必要な資金は設備資金と運転資金にわかれます。
そしてここに書くものにはすべて見積書やおおよその予算を算出したものが必要になります。
ここで一番大事なのは必要な資金の合計金額と調達の方法の合計金額が同じになること。
自己資金や親兄弟からの借入などでも足りない分を日本政策金融公庫から借りるというイメージです。
設備資金と運転資金についての詳細はこちらのブログにも記載しています。↓
9.事業の見通し
これも時間がかかった箇所のひとつです。
①創業当初の売上や経費の予算
②1年後又は軌道に乗った後の売上や経費の予算
・売上高、売上原価(
③売上高、仕入れ高、経費を計算した根拠
①②には完全なる予想の金額を記載し
③の売上高、仕入れ高、経費を計算した根拠を記載する欄には
【売上高①は別紙参照】という形で別紙で売上額の根拠を示したり
【会社員としての勤務時の経験から算出】などと記載しています。
1年後人を1人雇用する予定で、そうなった時の売上の増加率や人件費の金額、
そのほかにかかる費用もここに記載しました。
最後に利益がどれくらいだからこのくらいは返済できる
という返済額に向けての根拠も提示できます。
最後に
最初から最後まで商工会議所の担当者に相談しながら作成しました。
担当者さんは慣れたものですごく助かりました。
『何でそんなに現金が必要なんですか?』と何度も聞かれましたが(笑)
結果、希望の額を借入することができました。
ちなみに相談はすべて無料でした。
そのままありがとうございました~と終わることもできたのですが、
うちはあることがきっかけで商工会議所の会員になることにしました。
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